危険物の輸送に関する国連勧告の試験
国連の経済社会理事会に危険物の輸送に関する専門家委員会が設置されており、危険物の分類・定義・品目リスト・包装基準などについて勧告が出されています。この「危険物の輸送に関する国連勧告の試験」(通称:オレンジブック)の試験を実施しています。
クラス1(爆発性物質)の試験
【UN GAP TEST】は、鋼管に密閉した状態で、ある物質の爆轟伝播能力を測定するための試験です。
【包装品の外部火災(焚火)試験】は、爆発性製品の包装品あるいは未包装の物品が、外部からの火災に包まれた場合の安全性を確認するものです。
- UN GAP TEST
- ケーネン試験
- 時間/圧力試験
- BAM落つい感度試験
- BAM摩擦感度試験
- 75℃熱安定性試験
- 小型燃焼試験
- 包装品の熱安定度試験
- 包装品の12m落下試験
- 雷管起爆試験
- フランス式DDT試験
- 単一包装品試験
- 包装品の積み重ね試験
- 包装品の外部火災(焚火)試験
クラス3(引火性液体)の試験
クラス4.1(可燃性固体)の試験
【燃焼速度試験】は、試料の燃焼性をその燃焼速度によって評価する試験法です。
250mm×20mm×10mmの三角柱を寝かせた状態の試料堆積物の一端よりガスバーナーで着火し、燃焼時間を計測してランクを判定します。
クラス4.1(自己反応性物質)の試験
【BAM 50/60鋼管試験】は、自己反応性物質の密閉状態での爆轟伝播性を判定するための試験です。
- BAM 50/60鋼管試験
- 時間/圧力試験
- デフラグレーション試験
- ケーネン試験
- オランダ式圧力容器試験
- アメリカ式圧力容器試験
- Mk.Vd弾道臼砲試験
- 改良型トラウズル試験
クラス4.2(自然発火性物質)の試験
クラス4.2(自己発熱性物質)の試験
クラス4.3(水と接触して可燃性ガスを発生する物質)の試験
【水と接触して可燃性ガスを発生する試験】は、固体又は液体物品が水と接触した時に、危険な量の可燃性ガスを発生するか否かについて調べる試験です。
- 水と接触して可燃性ガスを発生する物質の試験(スクリーニング)(ガス量測定)
クラス5.1(酸化性物質)の試験
【酸化性固体の試験】は、消防法危険物第1類の燃焼試験と同じ原理です。
試料を可燃性物質と混合させて円錐形に盛り、燃焼時間を計測します。
クラス5.2(有機過酸化物)の試験
- BAM 50/60鋼管試験
- 時間/圧力試験
- デフラグレーション試験
- ケーネン試験
- オランダ式圧力容器試験
- アメリカ式圧力容器試験
- Mk.Vd弾道臼砲試験
- 改良型トラウズル試験